Ultraman: Series One Vol.1 (ウルトラマン:シリーズ1 #1)
作品データ リージョン:1 制作: BCI 映像仕様: 4:3 音声仕様: Dolby Digital Stereo (Japanese), Dolby Digital Stereo (English) 作品時間: 450分 画面比率: 1.33:1 CC: No 字幕: English
科学特捜隊のハヤタ隊員がウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人たちと闘う!「ウルトラQ」に続く「空想特撮シリーズ」として1966年に初放映されてから40年、「ウルトラマン」はいまさら紹介するまでもない日本の国民的ヒーローだ。円谷プロの手による日本の特撮番組の原点であり、今なお最大の知名度と人気を誇る変身ヒーローでもある。 日本で爆発的ヒットとなった「ウルトラマン」は1972年にアメリカでもTV放送された。家族で楽しめる実写SF番組として宣伝され、瞬く間に当時の子供たちの人気の的となり、そのまま大人になってもコアなファンで居続けたマニアも大勢いる。「ウルトラマン」は国を超えた世界的なヒーローであり、今回の米国盤DVDリリースを待ち続けたアメリカのファンも多かった。 2006年7月に発売された「ウルトラマン:シリーズ1 #1」(「第一話:ウルトラ作戦第一号」から「第二十話:恐怖のルート87」の20話を収録の3枚組)、そして11月に発売の「ウルトラマン:シリーズ1 #2」(「第二十一話:噴煙突破せよ」から「第三十九話:さらばウルトラマン」までの19話を収録の3枚組)で米国盤でも遂に初代ウルトラマン全話がDVD化完結。それぞれThinpakケースに入った3枚のディスクをエンボスが施された光沢のある紙ケースに収納。スリムな中にぎっしり詰まった懐かしの映像の数々が、一セット$39.98と、迷わず購入できる価格帯も米国盤ならではだ。参考までに日本盤は4話収録で一枚3,990円である。 「ウルトラマン」の日本国外での版権については、1976年に当時の円谷プロ社長である円谷皐氏から独占利用権を譲り受けたとするタイのチャイヨー社と、その契約を無効とする円谷プロとの間で訴訟が起きていたが、2004年に円谷プロが敗訴している。米国盤もチャイヨー社が権利を持っており、今回のDVDマスターも円谷プロのオリジナルではなくチャイヨー社所有のものであるようだ。「オリジナルを入手できなかったため可能な限りベストなマスターを利用したが、映像には一部ノイズが見られる」という説明がVol.2のブックレット裏に記載されている。画質は全体的にソフトでデジタルっぽい彩度の高い色合いだが、幸いにも傷や汚れはほとんどなく十分観賞できる仕上がりだ。 音声は日本語ステレオと英語ステレオ音声を収録。セリフ、音楽共に向上の余地はあるが、作品の年代を考えれば納得できる内容だ。英語音声はアメリカ放映時のものだが、ウルトラマンと怪獣の戦闘シーンの暴力表現などでカットされた部分があるため、英語音声が存在しないところは日本語音声に切り替わっている。英語字幕の収録もあるが、ON/OFF切り替え可能なので消去して楽しむ事ができる。 特典映像としては、Vol.1のディスク#1に英語吹き替えの声優インタビュー(23分)、アメリカ版オープニング映像と各回に登場した怪獣の特徴を紹介する「Kaiju Profiles」(怪獣辞典)がある。声優インタビューは音質が極めて悪く字幕もないため内容はかなり聞き取りにくい。また各エピソードのあらすじを解説した8ページのブックレットが付いている(英文)。Vol.2には、ディスク#3に「Monster Encyclopedia」があるのみだが、8ページのブックレットと、ベムラーとゴモラの怪獣カード付! リージョンは北米向けのリージョン1限定のため要注意。
2006/11/14
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