□ Vol. 20 □ DVDが変える!? ハリウッド映画・その1 □
4月20日付のNY Timesによると、今年1月から3月中旬の期間、アメリカ国内での映画チケットの売り上げ総額は17.8億ドル(約1,958億円)。一方、DVD・VHSのレンタル/販売高の総額は48億ドル(約5,280億円)にも上ったということです。
今や映画ファンは映画館で費やすお金の3倍弱をDVDの購入やレンタルに使っているという計算になります。VHS派はレンタルが多く、DVD派は購入という消費パターンも顕著で、このDVDブームに乗ってハリウッドの映画スタジオがDVDの宣伝にかなりの額を投じているとのこと。昨年の大ヒット作 "Finding
Nemo" は、アメリカでアニメ史上最高の興行成績を記録しましたが、DVDに至ってはそれをさらに1億ドル(約110億円)も上回る売り上げを達成しています。これは多額を投じたDVDのプロモーション効果によるものと言われていますが、"Finding
Nemo" のようにヒット作のDVDが売れるというのは、ある意味当然のことですね。でも、意外なことに、映画としては当たらなかった作品が興行成績の何倍ものDVDを売り上げるというケースがあるのです。さて、それはどんな作品でしょうか?(次回に続きます)
(2004/04/24)
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