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ワンポイントコメント |
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ニュージーランドの小さな村に住むマオリ族に伝わる伝説がある。祖先の勇者パイケアが新天地を求め海洋に出たのち、クジラに導かれてニュージーランドへたどり着いたという。 パイケアの子孫でありマオリ族の長・コロの家に男女の双子が生まれるが、念願の男の子は生まれた直後に命を落とし、残された女の子がパイケアと名付けらた。しかし、後継者は男子と信じるコロは頑なにパイケアを拒絶するのだった。やがて、何かに導かれたかのように浜辺にクジラの群れが現れる・・・。豊かな海と、果てしなく広がる青い空の下、民族の誇り、家族の絆、そして因習に立ち向かう少女の姿を、すがすがしい映像で描いた感動作。サンダンスやトロント映画祭で観客賞を受賞した。マオリ人女流作家ウィティ・イヒマエラのベストセラーを、同じくマオリ人女流監督ニキ・カーロが映画化。パイケアを演じたケイシャ・キャッスル=ヒューズは、これが映画初出演とは思えない伸びやかな演技が素晴らしい。
2.35:1アナモルフィックの映像は、暗いシーンでややざらつき感があるが、インディ作品ながらもすこぶるクリアーで美しいイメージ。セリフ中心の5.1chサウンドトラックも明瞭で良質な響き。パイケアの歌声の透明感が心にしみる。特別収録に監督コメンタリー、8つのカットシーン、出演者インタビューを含むメイキング、予告編、サウンドトラックショーケース、フォトギャラリーを収録。 |
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