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    Lesson 5: Erin Brockovich 「エリン・ブロコビッチ」    
           
     

監督: スティーブン・ソダーバーグ
脚本: スザンナ・グラント
出演: ジュリア・ロバーツ(エリン・ブロコビッチ)、アルバート・フィニー(エド・マスリー)、アーロン・エッカート(ジョージ)
2000年/アメリカ映画/2時間12分

このレッスンは、ネット上にある予告編を元にしています。リスニング・レッスンのためには、以下のサイトで予告編を入手してください。


エリン・ブロコビッチ公式サイト--QuickTime Movie をダウンロードして視聴。



ストーリー:
3人の子供を抱え2度も離婚した平凡な女性エリン・ブロコヴィッチ(ロバーツ)。何とか弁護士事務所での仕事に就いたエリンは、そこで見つけた資料から大企業による有害物質の不法投棄と住民の健康被害への関連性をつきとめる。史上最高額の和解金を勝ち取った実話を映画化。



   
    Step 1 まず、予告編を聞きながら、スクリプトを目で追ってください。    
           
     
Ed: In a law firm, you may want to rethink your wardrobe a little.
ここは法律事務所だから、服装をちょっと考え直した方がよさそうだね。

  今月の文法のポイント
→"You may want to"
→"wardrobe" 日本語にもなっているワードローブ。
Erin: Well, as long as I have one ass instead of two, I'll wear what I like, if that's all right with you.
誰がなんと言おうとも好きな格好するわよ、いいわよね。

  今月のリスニングのポイント
→"ass" の発音
今月のよくある表現
→"If that's all right with you."

Youmight want to rethink those ties.
そのネクタイ換えた方がいいみたい。

  今月のリスニングのポイント
→"want to" の発音
Erin: Why are there medical records and blood samples in real estate files?
なんで不動産のファイルに病院や血液検査の書類があるの?

 
Ed: What makes you think you just walk in there?
簡単に入れるもんか。

  今月の文法のポイント
→"What makes you ~"
Erin: They are called boobs, Ed.
オッパイを使うのよ、エド。

  → "boobs"「オッパイ」の意味のスラング。
Theresa: Time filling in the holes in your research.
あなたのリサーチに手直しをしないと。

 
Erin: 今月のリスニング・テスト問題!   ヒント
「バカにしないでよ」という意味のセリフです。もっと直訳すると、「私がまるでバカであるかのように話さないでよ」
冠詞"a" ("an") を忘れずに!


Theresa: I think we all got off on the wrong foot here.
なんだか気まずい出足になったわね。

  今月のよくある表現
→"get off on the wrong foot"
Erin: That's all you got, lady, two wrong feet and ugly shoes.
足もまずけりゃ靴もダサイのは、おねえさん、あんたよ。
  →"two wrong feet and ugly shoes" は、"got off on the wrong foot"を受けて、「足もまずけりゃ靴もダサイ」というシャレで言い返している。"foot"は「足」の単数形。"feet"が複数形。

Erin: That is my work, my sweat, my time away from my kids. If that's not personal, I don't know what it is.
これが、私の仕事、生き甲斐、子育てを犠牲にしてるのよ。これが個人的な問題じゃないんだったら、何だって言うのよ。

   
Erin: For the first time in my life, I got people respecting me. Please don't ask me to give it up.
人生で初めて人から認められてるの。やめろなんて言わないで。

  今月のよくある表現
→"For the first time in my life"
今月のリスニングのポイント>
→ "give it up"
Erin: They dream about being able to watch thief kids without worrying that they will have to have a hysterectomy at the age of 20.
人々が望んでいるのは、子供が二十歳で子宮摘出なんてこと心配しなくていい生活よ。

  今月のよくある表現
→"dream about ~"
→"hysterectomy" 「子宮摘出手術」
Erin: By the way we had that water brought in special for you folks.
ところで、そのお水は皆さんのために特別に用意したのよ。

  → "folks" ここでは「皆さん」の意味。口語表現。


   
    Step 2: 上記の日本語訳を読んでセリフの大意を確認してください。    
     
   
    Step 3:

次に、それぞれのセリフの解説・今週のリスニングポイント・文法のポイント・映画でよくある表現集を読んで、発音文法表現を学びます。    
     

Listening Comprehension 今月のリスニングのポイント

今回のリスニングの難易度は上級レベル。でも、中には聞き取りやすいセリフもありますね。いくつか注意したい点があります。

"ass" の発音は?

"ass" は「お尻」のことで、スラングではよく使われる単語ですが、日本語の(電気接続の)「アース」と発音が似ています。でも、「アース」ってもともと "earth" から来ているんですよね。つまり、日本語には "r" や "th" という発音がないため、ついつい "earth" を「アース」(ass)と発音してしまうのです。地球のことなどを話していて "earth" と言うつもりで "ass" と発音してしまうと、びっくりされますので気を付けましょう。

"want to" は "wanna"

"You might want to rethink those ties"


これは知っている人も多いでしょう。書くときは "want to" と書いても話すときは "wanna"。Lesson 4でも取り上げた単語がつながって聞こえる言葉の一つです。

"give it up" で "it" が聞こえますか?

"give up" という決まり文句は日本語にもなっています。「やめる、あきらめる」という意味ですが、ここでは "it"、何をやめるのかを指しています。この "it" 聞こえますか?通常、具体的にやめる内容を表す名詞は "give up" の後にきますが、このセリフのように代名詞で受けるときは、"give" と "up" の間にきます。

例:
Are you going to give up smoking ? (タバコやめるつもり?)
I already gave it up. (もうやめたわよ)



Sentence Constructions 今月の文法のポイント

You may (might) want to ~

In a law firm, you may want to rethink your wardrobe a little.
(訳:ここは法律事務所だから、服装をちょっと考え直した方がよさそうだね。)

You might want to rethink those ties.
(訳:そのネクタイ換えた方がいいみたい。)

「~した方がいい」「~すべきた」という言い方に "You may (might) want to" という言い方があります。("may" でも "might" でもよい)これはかなり控えめに、丁寧に言いたいときの表現です。他の言い方と比べてみましょう。強制度合いの強い順に並べると、

You must rethink your wardrobe.

You have to rethink your wardrobe.

You had better rethink your wardrobe.

You ought to rethink your wardrobe.

You should rethink your wardrobe.

You may (might) want to rethink your wardrobe.

というように、この例は強制する度合いが一番低く、「~したらどうでしょうかね」というぐらいのニュアンスです。英語には敬語はありませんが、強い言い方から丁寧な言い方まで、時と場合によって使い分けられるようになるといいですね。それがまだ難しいという人は、まずは丁寧な言い方を覚えましょう。

◆ What makes you ~.

What makes you think you just walk in there ?

(訳:何があなたをそこに入っていけると思わせるのですか?)

上の和訳は直訳です。what(何)が、makes you think(あなたに思わせる)you just walk in there (そこに入っていけると)というとても英語らしい言い方ですね。意味としては、

Why do you think you just walk in there?

ということなのですが、What makes you think ~ の方がより一般的な言い方です。同じように、

What brought you here?

というのも決まった言い方です。what(何)が、brought you here (あなたをここに連れてきた)ですので、意味としては、

Why did you come here ?

ということですが、What brought you here. の方が一般的な言い方です。



Words & Phrases 今月の映画によくある表現

If that's all right with you.

「もし、あなたがそれで問題ないのなら」"all right" は、問題ない、オッケーね、という意味ですね。"with" に注意。同じような言い方で、"That's fine with me"(私は構わないわよ)"Is it OK with you ?"(あなたはそれでいい?)などなど、いろいろ応用できます。

get off on the wrong foot

人間関係が気まずく始まる、出だしが不調であることを表す表現です。"get off" の代わりに "start off" も使います。

for the first time in my life.

言葉通り、「私の人生の中で初めて」。決まり文句です。

dream about ~.

"dream about (of) ~" で「~を夢見る」。"I'm dreaming of a white Christmas" という歌がありましたね。"of" か "about" を使います。



   
    Step 4:

今度は目をつぶってセリフを聞くことだけに集中してみましょう。繰り返し聞いてみると、 だんだん聞き取れるようになります。    
     

Listening Test リスニング・テスト

意味は「バカにしないでよ」「私がまるでバカであるかのように話さないでよ」。
冠詞 "a" ("an") を必ず忘れずに!



   
     
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