□ Vol. 28 □ DVD Eater Eggsの語源 □
DVDファンにとってはもはや欠かせない楽しみであるEaster
Eggs。メニューには表示されていない隠れた収録内容のことで、隠しコマンドと呼ばれる特別なリモコン操作などでアクセスする、オマケのフューチャーです。
このEaster
Eggsですが、語源はDVDとは全く関係なく、キリスト教の最大の祭日である復活祭(イースター)から来ています。キリスト教の復活祭では、豊穣を示すウサギが新しい生命の象徴である色付き卵を運んで来るとされ、現在でも復活祭には家の中や庭に隠された色とりどりのイースター・エッグを子供たちが探し回るエッグ・ハンティングというゲームが行われています。この宝探しゲームがDVDの隠れたオマケの呼び名の由来というわけです。
DVDの登場以前にも、コンピューターのソフトウェアやインターネットのホームページにEaster
Eggsが埋め込まれていました。それらは通常は使わない特殊なキー操作によって開発者の名前やメッセージを表示する、ちょっとした遊び心から来るお楽しみ程度だったもの。DVDの場合は音も映像も利用できますから、凝りに凝った力作のEaster
Eggsが作られるようになった訳です。DVDを観ていて偶然Easter
Eggsを発見することもありますが、大抵はそう簡単には見つからないものですね。DVD
Fantasium のEaster Eggs 「隠しメニュー集」を参考に是非楽しんでみてください。
(2004/06/26)
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