John Woo Collection: Hard Boiled / The Killer (ハード・ボイルド - 新・男たちの挽歌 / 狼 - 男たちの挽歌・最終章)
作品データ リージョン:ALL 制作: Fox Lorber 映像仕様: LBX 音声仕様: Dolby Digital Mono (Cantonese) 作品時間: 236分 画面比率: 1.85:1 CC: Yes 字幕: English
"MI:2"でハリウッドでも大成功をおさめたジョン・ウー監督と、チョウ・ユン・ファのコンビによる香港映画2作品のボックスセット(単作での発売も有り)。単なるアクション映画で終わらずに男たちの人間関係を丁寧に描き、拳銃を突きつけあっての睨み合いや至近距離での拳銃乱射、白い鳩の演出など、お馴染みの演出でジョン・ウー監督らしさが溢れた2作品。同監督による"MI:2"や「フェイス・オフ」が好きな方はもちろん、これから香港映画を楽しみたいという方にもお勧めである。Hard Bioled(ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌)武器密輸を取り締まる香港警察のテキーラこと刑事ユン(チョウ・ユン・ファ)は、飲茶レストランで行われた拳銃取引の現場を押さえる。激しい銃撃戦の末、犯人一味を仕留めるが、バンド仲間でもある相棒の警官を失ってしまう。武器密輸組織の壊滅と友人の復讐に燃えたテキーラは、密輸団に雇われた腕利きの用心棒トニー(トニー・レオン)と対決することになるが・・・。 セキュリティシステムによって密室と化した病院でのバトル・アクションは、「ダイハード・イン・ホスピタル」と称されたほどの大迫力。病院の部屋と廊下をめまぐるしく駆け抜けながら繰り広げられたアクションは、香港映画史上に残る傑作アクションである。また、極秘捜査の話なども織り込んだ凝った設定や意外な展開もあり、見応えはたっぷり。 The Killer (狼 男たちの挽歌・最終章)腕利きの孤独な殺し屋ジェフリー(チョウ・ユンファ)は、ナイトクラブでの大銃撃戦でクラブの歌手を失明寸前にさせてしまう。ジェフリーは、彼女のために海外での角膜移植手術の費用を得ようと最後の仕事を請け負うが、そのために組織からも警察からも追われる運命となる。この映画でチョウ・ユンファが演じているのは、日本の任侠映画さながらの仁義に篤い殺し屋。命がけで女性を失明から救おうという強い責任感を持ち、自分を裏切った組織の仲間を最後まで信じ、また、追っ手であるはずの若いはみ出し刑事と最後には友情で結ばれるなど、少々古くさい感じのする設定ではあるが、泣かせる場面なども交えて一人の殺し屋の人物像がしっかりと描かれている。「自分の直感に従ってスローモーションを使う」と語るジョン・ウー監督によるオーディオ・コメンタリーが両作品に収録されている。"The Killer"ではなぜ教会が舞台になったのかなど、シーンに込められた監督の個人的な想いが語られていて興味深い。他には劇場予告編を収録。DVDのクオリティとしては、映像はノイズを除けば良好。ドルビーデジタルモノ音声はそれなりの仕上がりだが、それもあまり気にならないのは作品の雰囲気によるものであろう。音声は中国語、英語字幕あり。リージョンはオール。
2001/02/16
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