Ghost In The Shell / The Making Of Ghost In The Shell (攻殻機動隊)
作品データ リージョン:1 制作: Manga Video 映像仕様: LBX 音声仕様: Dolby Digital Surround (Japanese), Dolby Digital 5.1 Surround (English) 作品時間: 82分 画面比率: 1.85:1 CC: No 字幕: English
西暦2029年、アジアの一角に位置する奇妙な企業集合体国家。通信ネットワークの脅威的な発達によって、人々は世界中のあらゆる情報を瞬時に入手できるようになり、その膨大な情報を処理・操作するための高度な電脳技術が存在していた。一方、人間の身体はマイクロマシン技術の発達によってサイボーグ化され、脅威のパワーを持つ人体が誕生していた。犯罪は高度化し、より凶悪で複雑になり、ついには人間の「ゴースト」に潜入して人格を操作するゴースト・ハックと呼ばれる犯罪が発生する。'89-'90年にかけて週刊ヤングマガジンに連載された士郎正宗原作のコミック作品を、押井守監督がアニメ映画化したものが劇場版「攻殻機動隊」である。緻密に計算された近未来世界や、宗教から情報工学までの膨大な情報量を内包しつつ、テンポ良く進行するストーリー展開には思わず引き込まれる。その内容の深さ、構成の素晴らしさはアニメーションという枠を越えて一本の映画として鑑賞したい作品である。この作品は、1996年、海外で劇場公開と同時に高い注目を集め、米国では日本の映像作品としては初のビデオセールス第1位という快挙を成し遂げた。米国版DVD発売に際しても期待は大きく、特に英語音声は5.1chリマスター収録となった。 米国版のジャパニメーションDVDは、画質、音質、内容において出来上がりにかなりのばらつきがあるが、この作品に関してはどの要素においても優れた一級品である。映像は鮮明で、緻密なアニメーションを余すところなく再現した高画質。日本語音声(2.0サラウンド)もセリフ・音楽共に非常にクリアーで申し分ない。英語字幕はもちろんON/OFF切替可能。特典収録の30分のメーキング(日本語/英語音声)ではデジタルアニメーションの効果についての解説やスタッフインタビューを収録。他には米国公開版予告編、作品解説などを収録。本編・特典共に充実度が高く、普段アニメに馴染みのない方にもお勧めしたい作品である。リージョンは、北米向けのリージョン1限定なので要注意。
2001/03/28
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